グラクソ・スミスクラインは2026年4月15日に、デペモキマブ(商品名:エキシデンサー皮下注100mgペン、エキシデンサー皮下注100mgシリンジ)を発売した。適応は「気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない重症又は難治の患者に限る)」および「鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎(既存治療で効果不十分な患者に限る)」である。
本剤は、既存のヒト化抗IL-5モノクローナル抗体製剤メポリズマブの可変領域と定常領域にアミノ酸変異を導入して開発された製剤である。IL-5に対する親和性の向上および半減期の延長を通じて、26週に1回の投与が可能となった。
本剤の製造販売承認は、重症喘息患者を対象とした第III相試験SWIFT試験1)、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎患者を対象としたANCHOR試験2)の結果に基づくものである。SWIFT-1、SWIFT-2試験では、主要評価項目である52週間における臨床的に重要な喘息増悪の年間発現率について、デペモキマブ群がプラセボ群と比較して統計学的有意に改善した。SWIFT-1試験では58%低下し、SWIFT-2試験では48%低下した。ANCHOR-1、ANCHOR-2試験では、主要評価項目である投与52週時の鼻茸スコア、および投与49週から52週時までの鼻閉症状スコアのベースラインからの変化量について、デペモキマブ群がプラセボ群と比較して統計学的有意に改善した。
<製品概要>
販売名:エキシデンサー皮下注100mgペン、エキシデンサー皮下注100mgシリンジ
一般名:デペモキマブ(遺伝子組換え)
効能又は効果:
・気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない重症又は難治の患者に限る)
・鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎(既存治療で効果不十分な患者に限る)
用法及び用量:
〈気管支喘息〉
通常、成人及び12歳以上の小児にはデペモキマブ(遺伝子組換え)として1回100mgを26週間ごとに皮下注射する。
〈鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎〉
通常、成人にはデペモキマブ(遺伝子組換え)として1回100mgを26週間ごとに皮下注射する。
製造販売承認日:2025年12月22日
製造販売元:グラクソ・スミスクライン株式会社
(ケアネット 佐藤 亮)